ファイザーは、英アストラゼネカ(AZ)から低分子の抗菌薬事業を買収した。契約一時金と開発マイルストン、ロイヤリティを含め、総額15億7500万ドル(約1580億円)の契約となった。ファイザーは総額140億ドルで米メディベーションの買収を発表したばかり。製薬業界では事業の選択と集中が進んでいるが、AZの感染症領域製品を獲得し、中長期的には特許切れした製品を扱うエッシェンシャルヘルス事業での強化も見据える。
契約により、ファイザーはAZに対し、一時金として5億5000万ドル、19年1月に追加で1億7500万ドル、計7億2500万ドルを支払う。さらに開発に応じたマイルストンとして2億5000万ドル、ザヴィセフタとATM-AVIの2製品の売上高に応じたロイヤリティとして最高6億ドルを支払う。