スイス勢の上位変わらず‐武田が50位、アステラス74位
2016年6月末時点の世界の上場企業の研究開発費を調べたところ、ヘルスケア企業が上位20社のうち7社を占めることが、PwCの調査で明らかになった。20位台にも4社がランクインし、依然として投資が活発だ。ただ、日本のヘルスケア企業は上位20社には含まれておらず、武田薬品が50位、アステラス製薬が74位と100位以内に2社のみとなった。研究開発費の適正化を進める企業が多い一方、米セルジーンや米ブリストル・マイヤーズ・スクイブは売上に対する研究開発費比率が35%を超えていた。
上位20社の研究開発費用でヘルスケア企業上位は、7位にスイスのロシュが100億ドル、8位にスイスのノバルティスが95億ドルとスイス勢が独占。9位に米ジョンソン・エンド・ジョンソン、12位に米ファイザー、14位に米メルク、18位に英アストラゼネカと続き、19位のブリストルは32位から一気にランクを上げた。