国立がん研究センターは1月31日、抗癌剤の開発やバイオマーカー探索を目指した共同研究を推進するため、協和発酵キリンと包括的研究提携契約を締結したと発表した。がん研究センターと協和キリンは、創薬ターゲットの探索研究や初期段階の創薬研究、バイオマーカー探索、トランスレーショナル研究を共同で行い、画期的な新薬の継続的な開発につなげたい考え。
今回の包括契約は、がん研究センターが持つ高度な癌研究技術と豊富な臨床経験に、協和発酵キリンの研究力と抗体医薬を核とした最先端のバイオ技術を組み合わせることで、画期的な新薬を継続的に生み出すことが目的。具体的には、創薬ターゲットを探索する研究や初期創薬研究、バイオマーカー探索、トランスレーショナル研究の3分野で共同研究を行うことに合意した。