日本医療薬学会年会が9月21、22の両日、仙台市内で開催された。会期中に行った臨時社員総会では、創立25周年を迎えた同学会は公益社団法人に向けて具体的な検討を進めることが決まった。このほか、薬物療法専門薬剤師制度について、付加的に専門性を認める制度に向け検討を進めることや、2015年度の第25回年会以降は年会会期を3日間に延長することなども決めた。
「再興、再考、創ろう最高の医療の未来」をメインテーマに開かれた今年会では、病院薬剤師業務を中心にしつつ幅広いテーマ、課題が討議された。この中で北田光一日本病院薬剤師会会長が特別講演し、薬剤師への期待が増大しており、今後ますますプロフェッショナルとしての資質向上が必須で、その意味でも専門薬剤師の養成はますます重要になり、常に専門性を鍛えていくことが求められるとした。