国内でバイオ人材を育成‐AMEDや神戸大が協力

2017年9月25日 (月)

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来年4月からサービス開始

会見する豊島聰氏

会見する豊島聰氏

 神戸大学科学技術イノベーション研究科の内田和久特命教授と李仁義特命教授らは、日本医療研究開発機構(AMED)と神戸大学の支援のもと、バイオ医薬品の開発・製造にかかわる人材育成を行う「バイオロジクス研究・トレーニングセンター」(BCRET)を設立した。日本製薬工業協会バイオ医薬品委員会の専門家が主体となって、AMEDが人材育成に必要な教育プログラムを開発済みで、座学や実習施設についても神戸大学の統合研究拠点にGMP施設を整備している。来年4月からサービス提供を開始する予定だ。代表理事に就任した豊島聰氏(薬剤師研修センター代表理事)は、19日に都内で開催した設立会見で、「日本は抗体医薬で後塵を拝している。バイオに長けた人材を育て巻き返す必要がある」と抱負を述べた。

 BCRETの設立は、製薬協バイオ医薬品委員会が日本発バイオ医薬品の創製促進に向けて提案する「バイオ医薬品の開発・製造にかかわる人材の育成」の達成を目指したもの。AMEDの人材育成プログラムが今年度で終了するのを受け、それを引き継ぐ実施母体として設立することになった。受講者は、バイオ医薬品の製造・品質管理・承認申請に携わる製薬や機器、原材料ベンダー会社等の企業社員や規制当局査察官、学生を対象としている。



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