厚生労働省は9月27日、昨年9月末時点の医療用医薬品のバーコード表示や利用状況を把握するために行った「医療用医薬品における情報化進捗状況調査」の結果を公表した。表示が義務づけられている項目の調剤包装単位、販売包装単位、元梱包装単位の全ての包装単位で100%の表示率だった。2021年4月以降の出荷分から表示が義務づけられる調剤包装単位の内用薬、注射薬、外用薬の商品コードについては、表示率が前年に比べて上がっていた。
調剤包装単位の必須表示項目の新バーコード表示割合は、特定生物由来製品、特定生物由来製品を除く生物由来製品、注射薬の商品コードでいずれも100%と、バーコード表示が守られていた。必須表示項目のうち、21年4月以降の出荷分から表示が義務づけられる内用薬、注射薬、外用薬の有効期限、製造番号・製造記号、数量に対する表示割合は、販売包装単位では約5~36%、元梱包装単位では約59~83%と前年度より上昇していた。