厚生科学審議会疾病対策部会指定難病検討委員会は10月31日、医療費助成の対象となる指定難病の2018年度実施分に、発熱や貧血などを引き起こす「特発性多中心性キャッスルマン病」を追加し、若年期に皮疹・関節痛などを発症する「A20ハプロ不全症」など5疾病を既存の指定難病に統合することを了承した。ただ、一部疾病の診断基準などについては、厚労省の研究班と関連学会で見直しを行った上で、再度検討する。
18年度実施分では、研究班で研究される疾病や小児特定慢性疾病の61疾病を検討対象に、指定難病の要件を満たしているかを審議。その結果、特発性多中心性キャッスルマン病を新規の指定難病として追加することが妥当とした。