独立系バイオテクノロジー企業の米バイオジェン・アイデックのジョージ・A・スキャンゴスCEOが来日し、9日の会見で、新たに多発性硬化症(MS)領域で4製品、血友病領域で2製品を日本へ投入していく戦略を明らかにした。今後の開発では世界同時立ち上げに日本を可能な限り組み入れていく方針も示し、「長期にわたるコミットメントを行い、日本市場でさらなる成長を実現する」と語った。
同社は現在、30カ国以上で自社販売体制を構築し、MS治療薬を世界90カ国以上へ供給している。グローバル売上高は過去5年平均11%で成長し、直近2012年は55億ドルに達するなど、好調が続いている。