厚生労働省は4月25日、リウマチ対策の見直しに向けた論点をリウマチ等対策委員会に示した。高額な生物学的製剤の適正使用や薬剤の減量・休薬・中止について検討することを打ち出したほか、早期診断・早期治療を促すため、適切な治療や薬剤に関する情報を国民に提供することなどを盛り込んでいる。来月の次回会合で骨子案を示し、7月をメドに報告書を取りまとめる方針だ。
リウマチは免疫異常により関節の腫れや痛みを引き起こし、悪化すると変形につながる疾病。対策の見直しは7年ぶりで、この日の会合では、厚労省が▽医療の提供▽情報提供・相談体制▽研究開発の推進――の3項目に絞った論点を提示した。