厚生労働省は、医療機関で受けた診療に対する満足度などを尋ねた「2017年受療行動調査(概数)」の結果をまとめ公表した。外来患者の病院に対する満足度は59.1%で過去最高となり、14年の前回調査に引き続き、看護師などの病院スタッフの対応が患者の満足度を高めていることがうかがえた。外来患者の待ち時間は1時間未満が約7割を占め、特に小病院において大幅な待ち時間の短縮が見られた。
調査は、全国の医療施設を利用する患者について、受療行動や受けた医療に対する満足度などを把握し、患者の医療に対する認識や行動を明らかにすることを目的に、3年に1回程度実施しているもの。