社会保障審議会医療保険部会は11月29日、2014年度診療報酬改定の基本方針案を大筋で了承した。支払側委員は、未妥結のまま医薬品を納入し、利益を上げているチェーン調剤薬局の利益率が高いことを問題視。さらに調剤報酬の引き下げを効率化余地の視点に盛り込むよう求めた。
基本方針案は、11月22日の社会保障審議会医療部会でも概ね了承している。その中で、充実が求められる分野を適切に評価していく視点では、「かかりつけ薬局機能を活用し、患者個々の薬歴を踏まえた的確な投薬管理・指導の推進」が追加され、日本薬剤師会の主張が盛り込まれた。