社会保障審議会医療部会と医療保険部会は6日、2014年度診療報酬改定の基本方針をまとめた。効率化余地があると思われる領域を適正化する視点の項目には、支払側委員等から要求されていた「大規模薬局の調剤報酬の適正化」が盛り込まれた。
14年度改定の基本方針をめぐっては、11月22日の医療部会、同29日の同医療保険部会で、支払側委員等が「未妥結のまま医薬品を納入し、利益を上げている大手チェーン調剤薬局の利益率が高い」と問題視。調剤報酬の引き下げを効率化余地の視点に盛り込むよう要求していたが、最終的に基本方針に規定されることになった。