【国試予備校の現場から】勉強には五感を使おう

2021年11月1日 (月)

薬学生新聞


メディセレスクール社長
児島 惠美子

児島惠美子氏

 こんにちは。メディセレのしゃっちょう、児島惠美子です。薬学部は他学部よりテストが多いです。国家試験の範囲も膨大です。そんな状況に呆然として、日々「むーん」と過ごしている人も多いと思います。それだけに「テストが終わったら忘れた」という短期記憶を、国家試験の時まで覚えている長期記憶に変えてほしいと日々私は熱望しています。そこでよく私がいうのは、五感を使って勉強してほしいということです。

 「頭が悪いのです」とか、「記憶力が良くないんです」と嘆く相談が舞い込みますが、話をよく聞くと、それは覚えるやり方が悪いだけだったりします。やり方が悪いと何でもうまくいかないのは当たり前です。そんなのもったいないです!自分のやり方を見直してみましょう。

 「百聞は一見に如かず」ということわざを聞いたことがあると思います。同じことを100回聞くより、1回見た方が物事はよく理解できるという意味ですが、これがヒントです。

 カナダのビショップス大学の心理学者の研究結果でも紹介されていますが、人は単語だと1000個を超えると記憶力はガクンと下がりますが、画像の場合なんと1万個まで記憶力は下がりません。ということは、画像記憶をいかにうまく使うのかがとても有効な記憶力向上につながるのです。解糖系などは画像で覚えた方が良いのです。薬理の作用機序系も混乱するのなら、画像として覚えたら良いのです。「何度聞いても覚えられない」と行き詰っている人は、聴覚ではなく、視覚を使えば良いのです。

 一方、眼で追うだけと、口に出して読むのでは、後者の方が記憶の定着が良くなります。なので、参考書の黙読はもったいないのです。小声でもよいので声に出して読み、大切な単語は空で字を書きながら進めるだけで、定着力は全然違います。そして感情を持って勉強してほしいです。分からない時は悔しがり、できた時は喜び、知らなかったことには驚く、という感情もつけてあげると、引き出しから記憶を出しやすくなりますよ!



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