「日本臨床カンナビノイド学会」発足‐EBMに取り組み医療へ貢献

2015年10月2日 (金)

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 大麻草の成分であるカンナビノイドの医療応用を目指す臨床研究を推進するため、日本臨床カンナビノイド学会が9月27日、発足した。同日の会見で、理事長に就任した新垣実氏(新垣整形外科理事長)は、「カンナビノイドの研究を通じて、科学的根拠に基づいた正しい知識を普及させ、その適正な使用法を確立し、患者を救済し、国民が健康的に生活するために貢献していきたい」と今後の方針を示した。

 カンナビノイドは大麻に含まれる化学物質の総称で、60種類を超える成分が大麻草特有のものとして分離されている。現在、世界の医学界では、カンナビノイドの医療に役立てるための研究が急速に進んでいる。さらに、近年の研究から、人体にあるエンド・カンナビノイド・システムが食欲や痛み、神経保護、免疫、発達、老化などの身体調整機能を担うことが解明されてきている。そのため、欧米では製薬会社による医薬品開発、国や地域でのハーブ(薬草)として医療用大麻の合法化が進展してきている。



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