2月25日(土)、26日(日)に第102回薬剤師国家試験(以下、国試)が実施されました。国試直後のこの時期、学校法人医学アカデミー薬学ゼミナール(以下、薬ゼミ)の講師は、全国の薬ゼミの教室で行われるガイダンスや教室説明会などで、「国試の勉強方法」について質問を受けることが多くなります。そこで今号では、国試の勉強を含めた薬学生の勉強の仕方を紹介します。
まずは、1年間の勉強計画を立てましょう
参考として薬ゼミ生の年間カリキュラム例を表に示します。これらを参考に年間計画を立てて勉強を始めましょう。一度立てた計画を厳守しなければならないわけではありません。大学での卒業試験や模擬試験を利用して弱点を把握しながら計画は随時、見直していきましょう。
既出問題の国試での出題の割合は20%程度とされています。ただし、単なる正答の暗記にならないよう問題の趣旨が変わらない範囲で一部変更が行われるため、既出問題を理解し、応用できる知識を身につける必要があります。
薬ゼミでは、既出問題と過去の模試から抜粋したオリジナル問題集を作成し、[1]基礎的な内容で参考書を見ながら勉強してほしい問題と[2]応用力を必要とする問題に分けて、[1]基礎的な内容の問題は早期から、[2]応用力を必要とする問題は一通り参考書を理解してからの2段階で学習を進めています。また、カリキュラムには都度、復習の日が組み込まれており、できなかった問題をそのままで終わらせず、必ず解き直すようにしています。自己学習の際も復習により定着率を高められる計画を立てましょう。
電車などの通学時間も有効に活用して弱点を克服しよう!
大学までの通学時間、お昼休み、放課後など、スマホやiPadなどのタブレット型端末を活用してスキマ時間を有効に活用しましょう。例えば、薬ゼミオンライン教室には、[1]10分間で1点UPできる動画「ユニット学習」[2]領域別問題集の問題をWeb上で解ける「e-ドリル」[3]間違えた問題を自動的に登録していつでも解き直せる「弱点克服チャレンジ」機能が搭載されています。無料のお試しライセンス(https://yakuzemi.study.jp/rpv/)もありますので、スキマ時間を有効に使って効率的に弱点分野を克服していきましょう。
計画に従って全範囲勉強ができたという達成感、弱点範囲が克服できたという満足感は、自信につながり、国試のプレッシャーに負けない強い気持ちが持てると思います。さあ、国試に向かって計画的で効率的な勉強を始めましょう。