【国試予備校の現場から】勉強は「慣れる」が先

2017年5月1日 (月)

薬学生新聞


メディセレスクール
小倉 佑介

小倉佑介氏

 はじめまして、メディセレスクール専任講師の小倉佑介です。児島からバトンを受け、今回からこのコラムを担当することになりました。春を迎えた今、新6年生の学生さんから「何から始めれば良いか」という質問を多くもらいます。まずは勉強への心構えを変えるようにアドバイスしています。

 勉強の計画は割り算で考えることが重要です。限られた時間の中で、先が見えないまま勉強するのは無謀です。計画を立てずに参考書をひたすら読むのではなく、時間を割り算して計画を立てましょう。例えば、春から秋までの数カ月間で参考書を1周するには1カ月、1週間、1日にどれだけ取り組み、そのために何を実行すべきかを考えるとよいでしょう。

 また、参考書を最初から順に読む方がいますが、読んだ内容が全く出題されていなければ、その落胆は計り知れません。敵を知り、攻略するためにまずは演習を行い、自分の「分かる、分からない」を分別しましょう。

 勉強には、「理解」(わかる)、「暗記」(覚える)、「訓練」(慣れる)の三つの要素があります。多くの方はどうしても「理解」に走りますが、「理解」に偏った勉強では結果は出にくいのです。最も重きを置くべきなのは「訓練」(慣れる)です。

 「時間をかけているのに結果が出ない」という学生さんの多くは「理解、暗記、訓練」の順でやらなければならないという固定概念を持っています。この順番は確かに理想的ですが、科目によっては最初の「理解」に多大な時間を費やしてしまいかねません。

 時間には限りがある中、場合によっては「訓練、暗記、理解」の順も大切です。特に計算問題などは公式の「理解」から始めるのではなく、まず問題の解説を見て、その解法の流れに慣れ、解法の手順を覚えるわけです。繰り返すと「理解」は後から付いてきます。緊張して実力が出にくい場面でも無意識に問題が解けるほどに「訓練」(慣れる)することで、きっと自信を持てるはずです。



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