地域貢献できる仕事と実感‐マツモトキヨシ新松戸店 赤坂志津さん

2014年1月1日 (水)

薬学生新聞

自身をどう生かすかが大切

赤坂志津さん

 マツモトキヨシに勤める赤坂志津さんは、現在、新松戸店において調剤業務およびOTC販売などを担当している薬剤師だ。2011年3月に東京理科大学大学院を卒業し、同年4月に入社。現在、3年目に入っている。

 赤坂さんは大学院に進学した後、研究職や開発職を目指していたが、薬学部卒業時に薬剤師免許を取得しており、大学院時代の2年間、アルバイトとしてドラッグストアに勤務した。

 ここで接客という仕事を経験した赤坂さんだが、「大学院では様々な情報を用いた創薬というものを学んでいたのですが、お客様との情報のやり取りを通して、情報を伝える方法にもいろいろなやり方があるのだと知りました。自分が学んでいることをドラッグストアで生かせるのではないかと思いました」と、同社への入社を志望した動機を語る。

 同社に入社してからは調剤専門店、調剤併設店での勤務を経て、現在は新松戸店で調剤業務やOTC販売業務を担当し、「ドラッグストアとは思った以上に地域のお客様、患者様に必要とされ、貢献できる仕事だと感じています」とする。また、同社が導入している“ブラザーシスター”制度のもと、入社1~3年目の社員を指導する指導係も務めている。「ブラザーシスターでは2~3人を担当するのですが、それぞれ性格もスキルも違うので、各人に合った指導を行っています。1年間、定期的に面談を行ったりして付き合っていくのですが、皆さんの成長を目の当たりにすると、自分の指導したことが実を結んだのだと嬉しくなります」と笑顔を見せる。

 仕事や職場を選ぶ際のポイントとしては、「私は情報のやり取りが好きで、それを研究してきたこともあり、自分が取り組んできたこと、取り組んでいきたいことを、仕事にどう生かしていけるか、どう生かしたいかという観点で仕事を選びました。そうしないと、今後10年、20年と仕事をしていく中で、自分自身をどう生かしていくのかを見失ってしまう気がします。自分をどう生かしていくのかという思いは大切にしてもらいたいです」と語る。

 その上で、「就職するにしても、大学院に進学するにしても、最終的に選ぶのは自分自身です。周りがどう思うかよりも、自分をどう生かしていきたいのか、何に取り組んでいきたいのかといったものを持って、進路を選んでほしいと思います」とエールを送る。



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