“顔の見える薬剤師”共有‐鹿児島で第48回日薬学術大会

2015年11月26日 (木)

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第48回日本薬剤師会学術大会

第48回日本薬剤師会学術大会

 第48回日本薬剤師会学術大会が「噴き上がれ!湧き上がれ!私たちの熱き思い―地域に求められる薬剤師として」をテーマに22、23の両日、鹿児島市の鹿児島市民文化ホールを中心に開催された。全国から約7000人の薬剤師が参加し、14分科会や一般演題を通して、かかりつけ薬剤師・薬局や在宅医療、ICT、健康地域住民の健康支援など、薬剤師を取り巻く様々な課題について議論。大会テーマに込められた、調剤バッシングなどによる閉塞感を桜島の噴火のように吹き飛ばし、顔の見える薬剤師になろうという思いを共有した。

 大会初日の開会式であいさつした山本信夫会長は、財務省が10月30日の財政制度等審議会・財政制度分科会に提示した調剤報酬適正化案について言及。

 診療報酬本体とは別に、「ゼロベースでの抜本的かつ構造的な見直しが必要」としているほか、調剤技術料、調剤料に重点的な配分となっており、処方箋の受付と、いわゆる薬のピッキング業務のみで収益を稼ぐことが可能になったと指摘していることに対して山本氏は、「極めて不愉快。ピッキングは泥棒が(他人の家の)鍵を開ける行為。薬剤師はそんなことを言われるようなことをしてきたつもりはない。にもかかわらず、なぜこうしたことを言われたのか。改めて原点に立ち返って考える必要がある」と述べた。



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