【日本薬学生連盟 OBの就職活動アンケート】先輩に聞く 進路選び、就活のコツ

2018年1月1日 (月)

薬学生新聞


質問項目

[1]なぜ今の進路を選択されたのですか。
[2]大学時代に行った就職活動(インターンシップも含めて)を教えてください。
[3]学生のうちにしておいた方がいいことはありますか。
[4]現役の薬学生にメッセージ、アドバイスをお願いします。

薬局

名前:池田 大河さん(東邦大学出身)
職業:ドラッグストア薬剤師
勤務先:ウエルシア薬局株式会社

池田大河さん

 [1]健康寿命を延ばすために生活に寄り添う薬剤師になりたかったからです。薬剤師として人の生活に一番近いのはドラッグストアだと考えており、その中で調剤併設率が高いことがウエルシアの魅力でした。調剤併設であれば、医療用医薬品だけでなく、OTCや健康食品についての知識も身につけられます。

 [2]インターンシップも薬局見学も施設見学もしました。薬剤師のこれからを学ぶために現場の薬剤師の方にインタビューしたり、学会に行って業界のこれからを勉強したりしていました。また、他の医療系学生や医療職種の方と交流を持つようにしていました。

 [3]いろんな経験をすること。やりたい!と思ったことはバイトでも部活でもサークルでもなんでも、とにかくやってみてください。今さら遅いということはないです。それが就活の時に自分自身を振り返った時に進路選択の物差しになると思います。また、やってみる前に情報収集をすることも大事です。無料の業界サイトもありますし、自分にとって有益な情報を発信してくれる人と友達になっておくのもいいと思います。

 [4]自分が社会に出て薬剤師としてしたいこと、できるようになりたいことを考えてそれが実現できるように今から努力していきましょう。薬剤師になったら定年なく働けるので、せっかくなら自分の仕事にやりがいを持ってほしいです。私も頑張ります!一緒に頑張りましょう!

企業:MSL

名前:島田 千紘さん(東京薬科大学出身)
職業:MSL
勤務先:エーザイ株式会社

島田千紘さん

 [1]数ある製薬企業の中でも、患者様を第一に考えている姿勢に惹かれて選択しました。「職種」を基準に進路を選択せず、将来的に「患者様貢献、疾患啓発」につながる仕事に就きたいと考えた時に、一番当てはまったのが現在の進路でした。

 [2]「患者様貢献、疾患啓発」に直結する仕事を模索していました。そのため、広告代理店でのメディカルライターのインターンシップや、東京都の公務員試験の勉強など、幅広い分野で就活をしていました。

 [3]自己分析は就活のみならず、その先の人生においても重要です。就活を辛かったと言う方と、楽しかったと語る方がいますが、楽しかったと語る方は自己分析が正確にできている方だと思います。面接で変化球を投げられても、クリーンヒットできるように自分の中に軸を持っておいて下さい。

 [4]仕事に就くと高い専門性が求められます。そのため、薬学部で学んだ知識は大事ですが、導入の基礎知識にすぎません。仕事ではその基礎知識より、個が持っている「人としてのスキル」が求められることが多いです。課外活動などを通して、自分の強みを見つけて伸ばすことは、学生時代で一番できることであり、就活や仕事に直結します。ぜひ、学生としての貴重な時間を勉強だけではなく、自己成長のためにも活用してください!

企業:開発

名前:西岡 明子さん(明治薬科大学出身)
職業:CRA(開発職)
勤務先:PAREXEL International

西岡明子さん

 [1]薬の適正使用に関わる仕事がしたかったためです。医療現場の医師や薬剤師の先生方、患者さんが適切に薬剤を使用できるための情報を作りたいと考え、開発職を選択しました。

 [2]実習が始まる前から、薬局・病院・MR等の見学会やインターンシップに参加をし、見聞を広めていきました。開発職に絞ってからは、製薬業界の関連ニュースを読んだり、同じ志望を持つ学生と意見交換を行ったりしました。

 [3]失敗をすることです。マイナスイメージが強いと思いますが、失敗は次につなげる大切な機会だと思います。失敗を通して、自分が何に失敗しやすいのかに気づき、問題への臨機応変な対応や、周りの人に相談や助けを求める大切さを知ることができます。よく耳にすると思いますが、失敗は学生時代にしかできません。恐れず新しいことに挑戦してみてください。

 [4]学生時代は、一番の学びの時期だと思います。これは大学の座学も含みますが、大学以外でも多くのことを学べる時期です。ボランティア活動やアルバイト、趣味等異なるフィールドで出会う人から、様々な価値観や考え方を得られます。また、国内外に関わらず旅行に行ける時間があるのも大学時代です。大学以外にも目を向けて学生生活を送ってみてください。

行政

名前:原 かをりさん(名城大学出身)
職業:公務員
勤務先:愛知県

原かをりさん

 [1]大学在学中のさまざまな経験を通して、たくさんの人が健康に暮らし続けるために働きたいという思いが芽生えました。そこで、公衆衛生にかかわることができる公務員という仕事を選択しました。自治体により異なりますが、行政、病院、研究所など様々な仕事を経験できる点も魅力でした。

 [2]いろいろな就活サイトへの登録や、合同説明会や社会人の先輩から話を聞くことで情報を集めました。また、同じ分野を希望する友人と情報を共有し、自己分析や過去の試験傾向の対策をしました。

 [3]他大学、他学部、社会人など、たくさんの人と交流して価値観を広げることは大切だと思います。また、いろいろなことに興味を持って、好きなことに思う存分取り組むことで自分を知るきっかけになると思います。

 [4]大学での勉強だけでなく、自分の経験したこと全てが強みになります。ぜひ、広い視野を持って、たくさんのアンテナを張り、多くのことに取り組んでみてください。学生時代に得た知識や経験が将来どのような形で役に立つかはわかりません。たくさんの種がいつか大きな花を咲かせると信じて、時間をかけてやりたいことを探してください。皆さんが素敵な薬剤師になり、一緒に働ける日が来ることを楽しみにしています。

病院薬剤師

名前:川田 暁さん(京都薬科大学出身)
職業:病院薬剤師(ファーマシーレジデント)
勤務先:三重大学医学部附属病院

川田暁さん

 [1]5年次の実務実習を通して、最初の就職先を病院に決めました。将来的に薬局やクリニックで家庭医療に携わりたいという思いもあり、決まった期間で一通りの業務と臨床現場を経験することができるレジデントが自分には合っているのではないかと考えました。

 [2]3年生頃から夏休みなどを利用して薬局インターンや病院見学に参加していました。レジデント枠で就活をすると決めてからは、とにかく情報を集めました。レジデント制度はアメリカでは薬学部の卒後研修として一般的ですが、日本ではレジデント制度を取り入れている病院は限られており、病院ごとに独自のカリキュラムを持つため、自分の勉強したい内容とのマッチングが大切になります。私の場合、カリキュラム以外にも、同期と刺激し合いながら学ぶ環境を望んでいたため、レジデントを複数名募集している三重大学病院はとても魅力的でした。

 [3]思い切り何かに打ち込むこと。いろんな人に出会い、違った価値観に触れること。

 [4]薬剤師は専門職ですが、仕事をする上ではたくさんの引き出しを持っておいて損はないと感じています。ぜひ色々なことに首を突っ込んで、興味の幅を持ち続けてください!



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