【国試予備校の現場から】高い目標が成功の秘訣

2018年3月1日 (木)

薬学生新聞

メディセレスクール
藤井 洋光

藤井洋光氏

 はじめまして。今回のコラムを担当するメディセレスクール専任講師の藤井洋光です。今年も気づけばもう3月。全国の薬学生の皆さんは、新年度に向けて新たな気持ちになっているかと思います。その時だからこそぜひやって欲しいことがあります。それは目標設定です。目標設定はどんな時にも必要です。学生であっても社会人であっても、成功する人は目標をしっかり立てて実行しています。逆に失敗する人は目標を立てていなかったり、目標設定が甘かったりします。

 例えば、ウサイン・ボルト元短距離走選手は100mのゴールラインぴったりを目がけて走っているのではなく、100mよりも先にゴールラインを設けて走り抜けていたそうです。人はゴールが見えることで目標を達成したと勘違いし、そこで動きが鈍くなってしまうそうです。

 ポイントは、ラクして達成できることを設定するのではなく、達成したい目標の一つ先のことや苦労しないと達成できない目標を設定することです。この機会に、達成してみたい目標といつまでに達成するかを書き出してみてください。

 目標が書けたら次は目標達成のスケジュールを作成してみましょう。学生の皆さんがまず思いつくのは勉強のスケジュールだと思います。例えばテストがある場合、その前日までに試験範囲の復習を終えようとしていませんか?実はそのスケジュール設定には無理があったりします。

 スケジュールを組んだとしても、体調不良や用事などで勉強ができない日もあります。そこで、スケジュールには必ず予備日を設ける必要があります。予備日があることで、勉強ができなかった日や目標が達成できなかった日のフォローを行えます。もちろん、スケジュール通りに達成できた場合でも、もう一度見直しの時間を設けられるので、自信を持って試験を受けることができます。この1年を有意義に過ごすために余裕を持ったスケジュールを設定し、目標を達成してください!



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