【医学アカデミー薬学ゼミナール】第104回薬剤師国家試験に向けての有効な時間の使い方

2018年3月1日 (木)

薬学生新聞

教育管理課長 村上 理、オンライン教室長 関城 裕介、法規・制度・倫理科目責任者 尾島 良太、教育管理課内部資材統括 原田 真理

 2月24、25日に第103回薬剤師国家試験(国試)が実施されました。これから第104回国試に向けて勉強を始める方は、まず近年の国試の傾向や流れを確認して、効率の良い学修を心がけましょう。特に第104回国試からは新しく「禁忌肢※」が導入されます。禁忌肢は、[1]公衆衛生に甚大な被害を及ぼすような内容[2]倫理的に誤った内容[3]患者に対して重大な障害を与える危険性のある内容[4]法律に抵触する内容など誤った知識を持った受験者を識別するという観点から作問されます。

 今号では、第104回国試に向けて学修をスタートさせる皆さんに時間の有効な使い方をお伝えしたいと思います。

 ※薬剤師には、医療人としての高い倫理観と使命感が求められることにかんがみ、薬剤師として選択すべきでない選択肢

国試勉強のQ&A

 まずは、国試の勉強をしている学生さんからよく受ける質問とアドバイスです。

 Q どの科目から勉強したらいいの?

 A まずは時間のかかる基礎科目や計算から始めましょう。生物から薬理、薬理から実務というように少しずつ知識をつなげることが大切です。

 Q 卒業試験と国試の勉強は一緒でいいの?

 A 別々に勉強するのは効率が悪いです。答えを覚えるのではなく、内容を理解する勉強をしていれば、どちらにも対応できるはずです。

 Q 青本と問題演習、どっちから始めたらいいの?

 A 既出問題を解いてみて、ある程度解けるようなら問題演習をしながら、理解できていない範囲は青本に戻りましょう。問題が解けない場合は、まずは青本の理解から始めましょう。

 また、よく青本を読むという学生がいますが、読んでいるだけでは問題は解けません。「暗記→白紙に同じ内容が書ける」「理解→友達に説明できる」を意識しましょう。

 Q 授業と研究で勉強時間がないけど、どうしたらいい?

 A 授業に、卒業研究に、就職活動。毎日忙しいですよね。そんな時は、自分の1日の過ごし方を書き出して見ましょう(下図)。意外と「すきま時間」があることに気づきますよ!朝や通学時間は集中して暗記。お昼は友達と問題を出し合う。というように「すきま時間」を使い分けると効果的です。

すきま時間の使い方の例示:オンライン

薬ゼミオンライン教室

 電車通学中など「すきま時間」を有効に活用したい方は、webで国試対策ができる「薬ゼミオンライン教室」がオススメです。オンライン教室では、毎日5~10問の5択問題が配信される「毎日必須問題テスト」、青本のweblinkと連動するポイント講義動画「ユニット学習」、国試既出問題の解説が見られる「国試解説動画」等、多数のコンテンツをそろえています。

 上記のコンテンツは、登録無料の「お試しライセンス」でも一部視聴することができますので、まずは無料お試しライセンスをご利用ください。

 また、有料ライセンスでは、すべての「ユニット動画」「国試解説動画」に加えて、最新版の青本に沿った講義が見られる「青本講座動画」があります。1本30~60分の講義が約500時間分収録されていますので、基礎からしっかり勉強をして確実に合格ラインを突破したい方にオススメです。

学習ツールの例示:領域別既出問題集

領域別既出問題集

 参考書を読み、問題を解いて理解を深めることが、一般的な学習方法の一つです。

 しかし、参考書を見ても「どこが大事なのか?」「覚えるのか?理解するのか?」という点が初めは分からないことがあり、うまく学習が進まないという方もいます。

 どのような箇所に注目すべきかという意味では、相手を知る意味も兼ねて「問題」からチャレンジすることもよいでしょう。薬学ゼミナールでは、範囲ごとの学習を効率よく進めてもらうために領域別既出問題集を薦めています。

領域別問題集

[1]範囲ごとに問題が区切られている
[2]問題の前に該当範囲の要点のまとめがある
[3]掲載問題は7年分+関連既出問題

 要点と問題がセットになっているので、最初のうちから手を付けやすい構成です。また、単純に問題数が多い範囲は頻出ですので、その範囲から学習を始めるのも一つの手段です。



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