厚労研究班が検討開始
増加する専門薬剤師制度を整備するため、厚生労働科学研究班「6年制薬剤師の輩出を踏まえた薬剤師の生涯学習プログラムに関する研究」(主任研究者:乾賢一京都薬科大学学長)は、分担研究として検討に乗り出した。チーム医療が重視される中、特定領域に精通した専門薬剤師は増加の一途をたどっているが、これまで学会等の団体が独自に認定基準を設定していた。そのため、研究班では、現状の専門薬剤師制度の問題点を整理していく考えだ。
2006年にスタートした専門薬剤師制度は、本紙の調べによると、日本病院薬剤師会の「精神科専門薬剤師」「HIV感染症専門薬剤師」「妊婦・授乳婦専門薬剤師」「感染制御専門薬剤師」、日本医療薬学会の「薬物療法専門薬剤師」「がん専門薬剤師」、日本医薬品情報学会の「医薬品情報専門薬剤師」、日本腎臓病薬物療法学会の「腎臓病薬物療法専門薬剤師」、日本静脈経腸栄養学会の「栄養サポート専門薬剤師」などがある。